うんぼぼの部屋

趣味の語りや独り言をダラダラと。かなり将棋色強めの雑記ブログになるかと思います。というかほぼ将棋ブログです。

第59期王位戦第2局・第3局

1週間空いてしまいました、うんぼぼです。

ここ2週間は注目局がたくさんありましたが、七番勝負が進行中の王位戦を取り上げて、王座戦の挑決についても少しだけ触れようかと思います。

 

王位戦第2局

黒星スタートの豊島棋聖が先手の第2局、戦型は居飛車対向かい飛車の対抗形となりました。互いに玉を固めあう、じりじりとした序盤が続きます。最終的には先手が銀冠穴熊、後手が銀冠に組み上げ、1日目の封じ手間近という時間帯でようやく歩がぶつかりました。仕掛けたのは後手でしたが、先手は正確に対応して攻めに転じました。

ここからは穴熊の堅さと遠さが活きる展開で、自玉が安泰な先手の攻めはほとんど緩むことなく続き、穴熊がまるまる残ったまま105手で先手が快勝し、シリーズ成績は1勝1敗の五分となりました。

 

第3局

第3局は菅井王位の先手中飛車に対し、豊島棋聖が角道を開けない左美濃で対抗します。歩と銀が交換になる小競り合いのあと、先手玉は穴熊に潜ってから本格的に攻めていきました。しばらく先手の攻めが続きますが、途中で緩手が出て先手玉にも火がつきます。以降は互いに攻めたり受けたりと白熱の終盤になりました。最後は菅井王位が抜け出して勝利をおさめ、2勝1敗としました。

本局の菅井王位の消費時間は8時間のうち7時間55分と、自身最長の消費時間だったそうです。ちなみにこれまでの最長考慮は本シリーズ第1局での7時間だとか。早見え早指しで知られる菅井王位ですが、タイトル戦を8局指して秒読みになったことがないというのはすごいですね。

 

 

王座戦挑決

中村太地王座への挑戦者をかけた、斎藤慎太郎七段と渡辺明棋王の対局。斎藤七段は昨年の棋聖戦以来、2度目のタイトル挑戦がかかっています。対する渡辺棋王は、当時の糸谷竜王に挑戦した第28期竜王戦以来、3年ぶりのタイトル挑戦となります。この将棋は3五桂に尽きますね。斎藤七段が見事に逆転し、タイトル挑戦を決めました。勝負手からの逆転というのは、やはり観る将的に盛り上がりますね。

ともに女性ファンが多い棋士なので、タイトル戦の現地大盤解説などの男女比率がいつもと変わったりしそうですね。自分も好きな棋士同士なので、できれば1局くらい現地に観に行きたいなと思うのですが…。ちょっと日程的に厳しそうなのが残念です。

 

 

第89期棋聖戦決着

はいどうも、うんぼぼです。

フルセットまでもつれこんだ棋聖戦が終わりましたね。第5局、豊島八段が快勝して初タイトルとなる棋聖を獲得しました。

 

改めて振り駒が行われ、羽生棋聖の先手で始まった本局。2六歩8四歩から角換わりの将棋に進みました。1筋と9筋の端歩を突きあい、第1局・第4局とおなじ形になります。やがて先手が4五歩と突っ掛けてから4七角と据える工夫を見せます。感想戦で羽生棋聖が「ここで仕掛けないと3一玉で打開が難しくなりそう」「打開するなら角打ちかなと」と言っていますので、動くのは仕方なかった面もありそうです。ここから先手の攻めが始まりますが、機を見て歩の手筋を駆使して先手玉を乱し、反撃に出た後手の攻めが上回りました。7九にいた先手玉に8筋の突き捨てから垂らし、叩きと厳しい攻めが刺さり、108手で先手の羽生棋聖が投了し、豊島八段の3勝2敗で第89期棋聖戦は幕を閉じました。

 

これによって豊島新棋聖が誕生し、将棋界8大タイトルを8人で分け合うという状況になりました。序列順に並べてみましょう。

 

羽生善治 竜王

佐藤天彦 名人

高見泰地 叡王

菅井竜也 王位

中村太地 王座

渡辺明     棋王

久保利明 王将

豊島将之 棋聖

 

40代2人、30代3人、20代3人という内訳です。今は有力若手が多くて層が厚いので、いろんな棋士がタイトルを持ち合うということも珍しくなくなるかもしれません。

 

タイトルを全て違う棋士が持ち合うというのは、叡王戦がタイトル戦に昇格する前の7大タイトル時代にも例がありました。当時(1987年10~11月)のタイトル保持者は以下のようになっています。

 

福崎文吾 十段 (現在の竜王戦に相当)

中原誠  名人

谷川浩司 王位

塚田泰明 王座

高橋道雄 棋王

中村修  王将

桐山清澄 棋聖

 

いわゆる「55年組」が半分を占めていますね。さすがにこの年代も層が厚いです。この年はこのあと、高橋棋王が福崎十段を破って二冠となり、7人がタイトルを分け合っていた期間が終わりました。

ちなみに当時の棋聖、桐山清澄九段は豊島棋聖の師匠にあたります。ちょっと面白い偶然ですね。

 

現在は豊島棋聖が菅井王位に挑戦中ですが、ここで菅井王位が防衛に成功すれば、8人がタイトルを持ち合う状態が継続されます。逆に、豊島棋聖が王位を奪取となれば二冠となるので、最短だと51日でタイトル保持者8人時代が終わりますね。

豊島八段は棋聖戦が始まった6月頭には八段でしたが、2ヵ月ちょいでいきなり二冠の可能性を持っているわけですね。

 

今年度が終わるとき、タイトル保持者がどう変わっているのかがより楽しみになりましたね。

第89期棋聖戦第4局

はいどうも、うんぼぼです。

2週連続で更新するのはいつぶりですかね。続けていきたいところです。

 

さて、今週は棋聖戦第4局が行われましたね。

第3局までの星取りは、挑戦者の豊島八段から見て2勝1敗でした。この第4局に勝てば、3勝1敗で棋聖奪取となります。

羽生棋聖の先手で角換わり腰掛け銀に進みました。この戦型は類似局面が多いので、前例がなくなったと棋譜コメで書かれてもピンと来ませんね。端歩の関係や、右金の位置、玉の位置などが微妙に違うのでしょう。本局の端歩はお互い1筋と9筋を突きあっていて、右金はそれぞれ4八と6二に置いています。玉は先手が8八まで入城しているのに対し、後手は4二で留めています。

しかしながら豊島八段の研究の深さには驚きますね。62手目6七歩までの消費時間が、羽生棋聖は1時間2分なのに対し豊島八段はわずか14分に抑えています。次の手の2二歩は「研究ではやりにくいと思っていた」と語っているため、ここで研究を外れたようですが、他の手順ならもう少し先まで研究していたのでしょうね。

形勢は後手が少しいいくらいで進んでいきますが、79手目7五角の王手を受けた5三桂から先手が逆転していたようです。代えて6四桂なら後手よしのようです。6四桂の効果としては、先手の角がいなくなる、もしくは後手玉が角の睨みから外れた際に銀取りになるという点と、本譜でも後に出てくる6四銀の攻め筋がなくなるといったことが挙げられます。感想戦で豊島八段は「6四銀が厳しく、まずくなっている感じがした」と話しています。以降は先手がリードを保って寄せ切り、133手で後手の投了となりました。

 

これでシリーズ成績は2勝2敗となり、決着は17日(火)の第5局に持ち越されました。

羽生棋聖はタイトル獲得通算100期と棋聖11連覇が、豊島八段は初のタイトル獲得がかかっています。

棋聖戦はフルセットの場合は手番は振り駒で決まります。今シリーズはこれまで先手番が勝利してきていますが、第5局はどうなるでしょうか。

棋聖戦に限らず、最近の相居飛車は従来より先手が攻勢を取りやすいために先手勝率が高いように思います。勝敗はともかく、振り駒で先手番をもらえると展開に与える影響は大きそうですね。

 

 

名人戦決着&棋聖戦第3局&王位戦第1局

おひさしぶりです。

ここ数ヵ月はブログの更新頻度がめちゃくちゃで申し訳ないですね…。1週間あれば目玉になる対局は1つ2つはあるので、できれば毎週更新を心掛けたいところなのですが。

前回の更新から日が空くうちに、タイトル戦が3つも行われてしまいました。それらについて記事を書いていきたいと思います。

 

名人戦第6局

羽生善治竜王佐藤天彦名人に挑む第76期名人戦は、佐藤天名人から見て3勝2敗で第6局を迎えました。

佐藤天名人が先手で2六歩と突くと、羽生竜王はすぐに6二銀。以下、先手が飛車先の歩を交換したあとに7筋の横歩も取りますが、銀で飛車を追いながら手順に中央へ繰り出していきます。一歩損する代わりに銀の動きで手得をしようという、後手番ながら積極的な作戦です。山崎八段がたまに指している印象がありますね。

羽生竜王も昔、何かの対局で2手目6二銀を指したことがあったはずです。そのときは「どれくらい損になるか試したかった。もうやらないと思う」という旨の発言をしていたかと思いますが、最近のプロ将棋は昔以上に手得を重視する傾向にあるようなので、またやってみたくなったのでしょう。

結果から言えばあまりうまくはいってなかったようですね。解説や感想戦などでもちょっと後手が作戦負けのようなニュアンスだったかと思います。形勢自体は難解だったようですが。終盤に入ってもはっきりと形勢は傾かず、難しい局面が続きます。途中、後手にも何度かチャンスがあったようですが、最後は佐藤天名人が後手玉を詰まし、名人戦3連覇を果たしました。名人の永世称号を得る条件は通算5期なので、ニ十世名人も見えてきましたね。佐藤天名人はまだ若いので、かなり現実的ではないでしょうか。注目です。

 

 

棋聖戦第3局

続いて棋聖戦です。こちらは羽生棋聖に豊島八段が挑戦中です。第2局まで1勝1敗となっています。

こちらでも羽生棋聖は序盤で工夫を凝らしました。2六歩に3二金、さらに2五歩に7二飛!と4手目にして早くも袖飛車に構えます。開始早々、前例のない手将棋になりました。後手は7五歩を早めに決めて、先手だけ角を使えない形に持ち込みます。このまま角の働きを主張するのかなと思ったのですが、後に3三桂と跳ねさせられ、後手は端から角を使う形になります。羽生棋聖も折り込み済みかと思いますが、個人的に1三角や9七角の形って常に端攻めがあり、観てて怖いんですよね。本譜も端を攻められて後手が忙しくなり、先手が優位に立ちます。途中先手に緩手が出て、多少後手が盛り返したところはありましたが、正確に指すと先手が余しているようです。145手で後手の羽生棋聖が投了し、豊島八段が2勝1敗と棋聖奪取まであと1勝に迫りました。

カド番となった羽生棋聖が先手で迎える第4局は10日の火曜日に行われます。

 

 

 

王位戦第1局

平成最後の夏、初めての平成生まれ同士のタイトル戦が実現しました。

菅井竜也王位に豊島八段が挑戦する第58期王位戦が7/4~5にかけて行われました。豊島八段は忙しい日々を送っていますね…。

豊島八段は王将戦で相振り飛車を何度か採用したこともあって、久保王将と同じ振り飛車党の菅井王位にも相振り飛車で挑むのかなと思っていましたが、普通に対抗形でしたね。先手の菅井王位は中飛車にします。居飛車側の中飛車対策としては、最近流行りの角道不突の左美濃もありますが、本譜の豊島八段は左美濃にせず、左銀も四段目に繰り出して捌きを封じる構想をとりました。以降は互いの読みがぶつかる難解な中盤に突入しますが、終盤で菅井王位が抜け出して133手で勝利しました。防衛に向けて幸先のいいスタートを切りましたね。

 

 

その他棋戦について

王座戦は挑決トーナメントが佳境です。今週は挑戦者決定戦に進出する2人がきまりましたね。永瀬七段に勝った渡辺棋王藤井聡太七段に勝った斎藤慎太郎七段が、中村太地王座への挑戦権をかけて27日に対局します。仮に斎藤慎七段が勝った場合、こちらも平成生まれ同士のタイトル戦…って書こうと思ったんですが、今調べてみたところ、中村太王座は1988年(昭和63年)生まれなんですね。惜しい。

斎藤慎七段は現時点で今期の成績が7割5分、渡辺棋王は8割3分とお互い好調を維持しています。熱戦が期待できそうですね。

 

竜王戦も挑決トーナメントが進行中です。藤井聡七段は昨年と同じく2回戦で敗退してしまいましたね。相手は前期の1回戦で勝利し、29連勝を達成した対局となった増田康宏六段です。見事に前期のリベンジを果たしました。現役最年少棋士藤井聡七段ですが、増田康六段も3番目に若い棋士です。(ちなみに2番目は斎藤明日斗四段です。)互いに将来有望な若手同士で、これからもたくさん対局する機会があると思います。将来はこの2人によるタイトル戦があっても不思議ではありません。まずは1勝1敗ですが、今後どうなっていくでしょうか。

 

棋王戦も挑決トーナメントが始まりましたね。棋王戦の挑決は数が多いので、山場はまだまだ先ですが、今期の顔ぶれも錚々たるメンバーとなっています。タイトルホルダーや永世称号資格保持者、B級1組以上がシードされているので当たり前といえば当たり前なのですが。注目はやはり藤井聡七段でしょうか。前述の王座戦竜王戦で敗退し、今年度中にタイトル挑戦の可能性があるのは本棋戦だけです。初戦の相手は以前に対局して完敗している菅井王位。借りを返し、最年少タイトル挑戦記録へ一歩近づくことができるでしょうか。

 

他棋戦はまだ予選の最中ですね。本戦が始まったらぼちぼち記事にしていきたいと思います。

 

 

第77期順位戦開幕&第89期棋聖戦第2局

はいどうも、うんぼぼです。

先週は第77期順位戦が開幕し、土曜には棋聖戦第2局も行われました。

今回はこれらの記事になります。

 

順位戦

今週行われたのはA級が2局、B級1組、B級2組、C級2組の一部です。

A級の2局について触れていきます。

豊島将之八段-稲葉陽八段

今期順位戦の開幕局はA級で、前期を6勝4敗で終えた豊島八段と稲葉八段の対局です。戦型は横歩取りになりました。両者は居飛車ならなんでも指しこなすので、過去の対戦での戦型もバラけていますね。

先手の豊島八段は17手目に5八玉とし、青野流を目指します。対して後手の稲葉八段は20手目に4二銀と新手を指します。青野流に対する4二銀といえば、叡王戦第一局で高見六段(当時)が指したものがありますが、あれは17手目5八玉に対しての18手目の着手でした。本局は叡王戦第一局と比べ、8五飛と3六歩の交換が入っている形になります。本譜の進行を見る限りでは、五段目の飛車は先手の目標にされていますね。大駒の働きが悪い形にされてしまい、以降ずっと先手がペースを握りました。豊島八段がそのまま逃げ切り、白星を挙げました。稲葉八段は新手を繰り出すも実らず、黒星発進となってしまいました。

 

三浦弘行九段-阿久津主税八段

4年ぶり2期目のA級に挑む阿久津八段と、通算17期目の三浦九段の一戦です。

戦型は角換わりになりました。こちらもお互い居飛車党ですが、阿久津八段は横歩取りや角換わりが多いイメージがありますね。相がかりを指しているところはあまり見ないように思います。三浦九段は序盤研究が深いことで知られ、居飛車なら何でも指すイメージです。

先手の三浦九段が5八金型から4七金型、後手の阿久津八段が6二金型に組み上げます。そこから先手は3五歩~4五桂と仕掛け、主導権を奪いにいきました。ここらへんは持ち時間の使い方からも、三浦九段の研究手順だったことがうかがえます。阿久津八段は自然に対応していたように見えますが、先手の攻めが厳しく、三浦九段が押し切りました。

 

 

棋聖戦第2局

さて、次は棋聖戦です。挑戦者の豊島八段が先勝した第1局から10日後の16日に第2局が行われました。棋聖戦は五番勝負なので、豊島八段がまた勝った場合には奪取に王手がかかります。羽生棋聖はここでなんとか勝ってタイに持ち込みたいところです。

戦型は、角換わりの出だしから10手目に豊島八段が4四歩と角道を止めて雁木を志向しました。羽生棋聖は早い段階で4八飛と回り、4筋を攻める手を見せます。玉を7九まで逃がし、両端の歩を突いた後に4五歩と仕掛けました。角銀交換のあとは少し駒組みが続きます。47手目、羽生棋聖が7一角と打ち込んでから本格的な戦いが始まっていきます。ほどなくして飛金と角銀の交換となりますが、先手は飛車を取るのに金を打っているため、手駒の差で後手がよさそうだと控室は評価していました。しかしながら豊島八段は難しいと思っていたようで、本譜は検討とは違う手順に進みます。その途中、68手目の4八銀が緩手で、この一瞬の隙に羽生棋聖が5二角~4三桂と寄せに行き、81手で勝利しました。これにより両者1勝1敗となり、互角の星になりました。

次回、第3局は6月30日(土) 静岡県沼津市で開催されます。奪取/防衛に先に王手をかけるのはどちらになるでしょうか。目が離せませんね。

 

 

 

6月になると順位戦が始まるので、一気に観る対局が増えますね。今週もC級1組やC級2組の残りがありますし、来週はまたA級の対局があります。また、いまこの記事を書いてる間にも名人戦第6局が進行しています。詳しくは今週末にまた記事にする予定ですが、封じ手時点では後手が自信ない局面に見えますが、どうなるでしょうか。

 

第89期棋聖戦第一局

はいどうも、うんぼぼです。

今週は王位戦の挑決と棋聖戦の第一局がありましたね。

あんまりちゃんと観れてないので結果について所感を述べる記事になってしまいますが、更新だけはしていこうと思います。

 

どちらも羽生竜王と豊島八段の将棋でした。

王位戦の挑決

羽生竜王の先手で角換わり腰掛け銀に進みましたね。終盤は先手が指せていたようですが、有力手を逃して後手の勝ちとなりました。個人的にはやっぱり羽生竜王に挑戦してほしいと思っていたので、ちょっと残念ですね。菅井王位もどこかのインタビューで「他の方には申し訳ないが、個人的には羽生竜王に挑戦してきてほしい」と応えていた記憶があります。とはいえ、関西若手のトップ棋士同士のタイトル戦ですので、こちらも楽しみですね。菅井王位の独創性あふれる序盤に注目したいと思います。豊島八段も王将戦で用いたような相振りをまた採用するのか、これも注目ですね。

 

 

 

棋聖戦第一局

上記の対局から一日あけて、同じカードでのタイトル戦です。こちらは豊島八段が先手でまたもや角換わり腰掛け銀に進みました。後手から仕掛けていきましたが、「もともと無理気味」と感想戦の羽生棋聖の言葉通り、先手が正しく対応して反撃を決めました。羽生竜王はこれで5連敗となっています。3連敗すら年に数回するかしないかくらいの人なので(それはそれでどうなんだ)、5連敗は珍しいですね。もともとこの季節は何年もしばらくタイトル戦を戦っていましたが、国民栄誉賞を受賞されてからはさらに忙しくなっているようですし、少し心配してしまいますね。この調子だと棋聖戦名人戦もダメな気がしてなりません…。

 

 

羽生竜王を全棋士中ダントツで応援しているので、記事が偏っているなと自分でも思うのですが、いち観る将の個人ブログなのでご容赦ください。やはり羽生九段は見たくないものなので…。十数年前の観る将も谷川九段は見たくないと思っていたんでしょうか。時代といえば時代なんでしょうが、それでも羽生竜王なら、という気持ちがどこかにあるんですよね。

 

来週は土曜日に棋聖戦第2局がありますね。羽生竜王が先手になるので、ここで星を稼いでおきたいところです。ではまた次回の記事でお会いしましょう。

 

第76期名人戦第5局

はいどうも、うんぼぼです。今回は名人戦第5局の話です。

先手番が連勝し、2-2と互角で迎えた第5局でした。

 

私は戦型を角換わりで予想していたんですが、いつも通り予想を外しました。横歩取りになりましたね。

横歩になるなら大流行中の青野流だろうと思っていたのですが、ここでも外して17手目▲3六飛と従来の横歩取りになりました。

その後は、後手の佐藤天名人が△6二玉や△2四飛とひねり飛車風の駒組みをして動いていく展開になります。歩でうまく先手陣を乱し、飛車の働きを悪くしたりと金を作ったりと、調子よく攻めた後手が危なげなく勝ちました。

…いまこの記事を書きながら、将棋連盟の棋譜中継アプリで感想戦コメントを読んでいたんですけど、43手目の▲3五歩が敗着なんですね。代えて▲5六歩がよかったようです。本譜は数手前に▲6六銀と出た手の価値がなくなってるとのこと。こんなド中盤で敗着になって、以降は先手が勝負できる順ではないとは…。将棋は恐ろしいですね。

 

さて、ここで後手がブレイクして佐藤天名人が3-2と防衛に王手をかけました。第6局では後手を持つ羽生竜王にとっては厳しい展開となりましたが、タイトル100期に向けて頑張ってほしいところです。

6月になりましたが、来週はさっそく羽生棋聖と豊島八段の棋聖戦が始まりますね。しかもその2日前には王位戦の挑決で同じカードの対局があります。この2人は王位戦挑決→棋聖戦移動日→棋聖戦と、3日連続で顔を合わせることになるんですね。豊島八段は3月にも久保王将とこんな感じになりましたね、それだけ勝っているということなのですが。

 

来週は更新できるか微妙です。ちょっと1週間弱海外に行く用事があり…。帰ってきて疲れていなければ棋聖戦王位戦挑決の記事を書こうかなと思います。