うんぼぼの部屋

趣味の語りや独り言をダラダラと。かなり将棋色強めの雑記ブログになるかと思います。というかほぼ将棋ブログです。

あけましておめでとうございます

めちゃくちゃお久しぶりです、うんぼぼです。

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。

去年は1記事で終わってしまいましたが、今年はなんとかもう少しペースを上げていきたいところです。

 

さて、8か月ぶりとなる本記事では2019年にプレイしたゲームの振り返りを行いたいなと思います。

将棋の話題もあるんですけど、だんだんプロの将棋を追えなくなってきてしまっていますね…。好きな棋士や注目対局などを辛うじて追えている感じです。

NHK杯なども録画が溜まりまくっています。観なければ…。

 

2019年にプレイしたゲーム

厳密に1月1日からかどうかが分からないので、覚えてる限りで書いていきます。一部2020年になってから買ったものも含みます。

 

スマブラSP

まずは2018年12月7日に発売のスマブラですね。灯火の星は年内に終わっていたと思いますが、友人と対戦したり埋まっていないマスの攻略などをプレイしていたと思います。

今作は特にキャラ数が多いですね。さすがSP。私は過去作からずっとカービィがメイン(というよりは最初に触ったキャラのまま来ているという感じ)ですが、新ファイターも増えつつありますし、さらにファイターパスが新しく作られるということで、未だに話題が尽きませんね。

そういえば最初のファイターパスの5人目は2月末までに配信される予定のはずですが、情報が一切出てきませんね。発表と同時に配信までありそう…。勇者などは桜井正博氏の「つかいかた」の動画がありましたが、今回はどうでしょうか。桜井氏のプレゼンは個人的に大好きなので、そういう意味でも楽しみです。

 

Nintendo Labo VR Kit

ラボの第4弾、VRキットですね。

後述のBotWのために買ったようなものですが、やはり任天堂のこういうゲームは本当によくできていますね。最初に自分で段ボールからVRゴーグルを組み立てるのですが、それすら楽しくなるような工夫が見られます。VRKitに入っているゲームはあまり遊んでいないのですが、立体に見える仕組みとかの解説も見れたりして勉強になるソフトでもあります。

 

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド

はい。未だにプレイしています。前述のとおりVRモードが追加されたのもありますが、結局あんまVRやってませんね。さすがに酔ってしまって長時間遊べなくて残念でした。しかし、あのハイラルの景色が眼前に広がる経験は一度やっていただきたい。そう思います。

実はこのゲーム、Switchのローンチなので2017年3月3日発売です。なんと今年で3年になってしまうんですね。信じられない…。

発売日に買った人間が未だに何をしてるかというと、コログ探しです。

もともとこのゲームは大好きで、今でも実況動画やRTAを漁ったりしているのですが、祠やミニチャレンジをクリアした今でもまだまだ発見があるゲームなので、それで終わってしまうのはもったいない、とある日思い立ちました。それ以来は暇なときに起動して歩きまわったり目についた拠点をつぶしたりしていましたが、やはりプレイする以上目標が欲しいなということで、コログ探しを始めたという感じです。といってもその時点でポーチ全開放くらいまでは集めていましたし、900は流石に無理だろうと思っていました。

が、いつの間にか真面目に探していましたね…。今では892個まで来ています。残り8個、今年中になんとかコンプを目指したいなと思っています。

 

・CADENCE OF HYRULE : CRYPT OF THE NECRODANCER feat.ゼルダの伝説

このゲームは去年新規で購入したゲームの中では一番のお気に入りです。

もともとはクリプト・オブ・ネクロダンサーという、リズムゲームローグライクが合体したようなインディーゲームなのですが、これがゼルダの伝説とコラボしました。クリプト・オブ・ネクロダンサー自体は以前、好きな配信者がプレイしているのをチラッと見たことがあり名前を知っていたのですが、まさかそれがゼルダとコラボするとは…。

神トラや夢島のような2Dゼルダがベースとなり、ハイラルの世界をゼルダやリンク、ケイデンス(原作の主人公)が旅します。原作のシステムと従来の2Dゼルダらしさが上手い具合にマッチしていて、想像以上に傑作でした。原作の性質上BGMに気合が入っており、ゼルダシリーズのBGMアレンジがうれしいですね。年末には無料アプデも行われ、より長く遊べるようになりました。慣れるまではゲームオーバーになりまくるような難しいゲームですが、分かってくるととても楽しいゲームなので、ぜひプレイしてみてほしいソフトの1つです。

 

ゼルダの伝説 夢をみる島

実はGBの夢島が私の初ゼルダだったんですよね。それのリメイクとあって、2月のダイレクト発表時からずっと楽しみにしていたタイトルでした。

私が見る限りだと既プレイ勢には少し評判悪い感じでしたが、個人的には十二分に楽しめましたね。収集要素も増えましたし、頻繁に使うアイテムのボタン整理がされていたので、快適にプレイができました。BGMもアレンジというか作り直しているので、懐かしいながらも新鮮なプレイ感覚でした。

これで初めて夢島をプレイするって人も多かったのではないでしょうか。やはり夢島はいいですね。当時このシナリオを書いた小泉さんは、今やSwitchの総合プロデューサーですね。ダイレクトでこのタイトルを発表したとき、どんな心境だったんでしょうね。

 

ポケットモンスター ソード

ポケモン完全新作、ついに第8世代が始まりましたね。

これについては発表からずっと楽しみにしていたタイトルでした。これは夢島でも言っていますね。でもどちらも本当のことです。

シナリオについても私は好きな感じです。剣盾は大人たちがかっこいいですね。ジムリーダーもチャンピオンもみんな好きになりました。ストーリーをクリアして、図鑑埋めまで終わっています。

私はバトルの知識も多少ありますが、レートやランクマッチに潜るほどガチではないんですね。あんまり対人戦が好きではないので…。とはいえフレ戦用のポケモンとかは作るつもりでいます。厳選とかもやっていますが、途中でボックスが埋まってしまい、止まっています。ポケモンHOMEは予定では2020年初旬配信で、そろそろ来るはずなのですが続報が全くありません。少し心配になってきているところです。

HOMEが来たらまた厳選とかも再開して、フレ戦をやっていきたいところですね。今作は厳選環境がかなり整ったので、新しくバトルを始めるいい機会だと思います。いろいろ予備知識は必要ですが、知ればポケモンバトルの深さと面白さに気づくでしょう…。

 

・Baba Is You

つい一昨日に購入しました。これもインディーのゲームですね。パズルゲームなのですが、一風変わっています。なんとこのゲーム、ルールを自分で変えることができます。

詳しいことはご自分でプレイすることをお勧めします。普通のパズルゲームとは違うひらめきを要求される、斬新なゲームとなっています。

頻繁に詰まってしまうので全然進んでいないのですが、悩んでいる時間も楽しいですね。パズルゲームは自分で考えるのが楽しいもので、攻略を見たらお終いだという自論があるため、本気で詰んだら多分積むことになると思いますが…。そうならないよう頑張ります。

 

 

はい、こんな感じでしょうか。ゲームをプレイしている時間のうちBotWが大部分を占めていると思います。ポケモンも130時間やっているので、この2つが相当な時間を持っていっていますね。2020年もこれがメインになりそうです。

今年はあつまれどうぶつの森FFCCあたりが注目タイトルでしょうか。あつ森が発売になったら任天堂キラータイトルの控えがなくなるため、そのうちまたダイレクトが来るんじゃないかなと思っています。

今年も楽しい1年になるといいですね。

ブログについては、今回みたいに将棋に限らず、何か書きたいことが出来たら書く感じにしていきたいですね。将棋の記事はいろいろ調べながら書くため、めちゃくちゃに時間がかかる上、心の準備も多少必要になってしまいます。端的に言うと「重い」といったところでしょうか。

月1くらいでやっていければ…と思っていますが、おそらくこれより少なくなるでしょう。

 

こんな私ですが、今年もよろしくお願い申し上げます。

 

お久しぶりです

お久しぶりです、うんぼぼです。

気づけば5ヶ月も空いてしまいました。ずっと心の片隅にあったのですが…。

今年に入ってからほとんど棋譜を観れていないんですよね。3ヶ月くらい溜まってしまっています。タイトル戦の棋譜すら確認できていないので、どうにかしなければとは思いつつ、ずるずると過ごしています。良くないですね。

 

さて、平成最後ということでなんとか更新をしたいと思ったのですが、前述のとおりあまり棋譜を観れていないので語ることがあんまりありません。

とりあえず前回の更新からの将棋界の動きをおさらいしようかと思います。

 

2018年12月

・広瀬竜王誕生

2019年2月

・藤井七段が朝日杯連覇

・渡辺棋王が王将奪取、二冠に

・永瀬七段が叡王挑戦を決める

3月

・豊島二冠が名人挑戦を決める

・渡辺棋王棋王防衛(連続7期目)

・羽生九段がNHK杯優勝

 

 こんなところでしょうか。そういえば去年は当ブログで将棋大賞の予想をやっていたのですが、今年はニコ生のほうで予想する番組がありましたね。そちらをタイムシフトで観ていたのですが、私も同じような予想をしていました。

今期の将棋界は大きく動きがあったように思います。わかりやすい例で言うと、今期のタイトル戦は棋王戦を除き、全てで挑戦者が奪取する結果になっていることでしょうか。タイトルホルダーから40代が消え、30代が3人と20代が3人になっています。間違いなく世代交代の波が押し寄せています。

しかしながら、羽生九段がNHK杯を制覇したり、郷田九段のNHK杯準優勝に加え、惜しくも挑戦は逃しましたが棋聖戦で挑決に進むなど、40代もまだまだ若手の壁として健在です。NHK杯といえば、ベスト4が羽生九段、郷田九段、森内九段、丸山九段と同学年4人になり、一部で「羽生世代同窓会」と呼ばれていましたね。ツイッターで見かけて笑ってしまいました。

 

2019年度もいい将棋がたくさん生まれることを期待したいと思います。

 

最後に

現在進行中の名人戦叡王戦は、ともに挑戦者が2連勝していますね。

防衛側の佐藤名人と高見叡王としては厳しい出だしになってしまいましたが、巻き返しに期待したいところです。

そして今記事を書きながら豊島二冠の年齢を調べていたのですが、今日が誕生日ということに気が付きました。平成生まれ最初のタイトルホルダーは、平成最後の日が誕生日なんですね。

 5/8追記:ふと思い返して間違いに気づいたのですが、豊島二冠は平成生まれ最初の棋士であって、平成生まれ最初のタイトルホルダーではないですね。私の記憶違いでした。申し訳ありません。

ちなみに平成生まれ最初のタイトルホルダーは、正しくは菅井達也七段(元王位)ですね。

王座戦決着&竜王戦第2局~第4局

お久しぶりです。またも期間が空いてしまい申し訳ないです。

プライベートのほうでちょっとゴタついたりして、あんまり将棋が観れてないんですよね。今後も大きく変わりそうにないので、ちょっとこのブログの在り方も考えなければならないかもしれません。

 

さて、この1ヵ月半で王座戦が決着しましたね。また、竜王戦も進行中です。それぞれの対局結果を見ていきましょう。

(以下、左が先手)

王座戦

第4局 ○中村王座ー斎藤七段●  戦型:角換わり

第5局 ○斎藤七段ー中村王座●  戦型:角換わり

 

王座戦は3勝2敗で斎藤七段が中村王座を破り、新王座となりました。これでタイトルホルダー7人中3人が関西所属棋士となりました。タイトル数でいえば8つのうち4つが関西勢で、これは26年ぶりだそうです。

中村王座は2連敗から2連勝と、流れを引き寄せたように思えましたが、もう一歩届きませんでした。またタイトル戦の場に登場することを期待したいと思います。

 

竜王戦

第2局 ●広瀬八段ー羽生竜王○  戦型:角換わり

第3局 ●羽生竜王ー広瀬八段○  戦型:角換わり

第4局 ○広瀬八段ー羽生竜王●  戦型:角換わり

 

竜王戦は第4局まで終了して2勝2敗と互角です。羽生竜王の2連勝で始まった今シリーズですが、ここにきて少し苦労されている印象です。第5局の結果はシリーズの行方を大きく左右することになるかもしれません。

ところで、王座戦もそうでしたが、今年の相居飛車は本当に角換わりが多いように思います。角換わり腰掛銀がほとんどなので、駒組みはほぼ同じ形になりますし、観る将としてはあまり違いが分からないんですよね。

棋譜コメなどで「この手で前例がなくなった」みたいに書いてあるときがありますが、私としては前に同じような局面なかったっけ?という気になります。

後手の手待ち作戦などで手数がずれていたり、端歩の関係や互いの右金の位置、玉の位置で微妙に異なってくるのでしょう。棋士の先生方や関係者が持っている棋譜データベースを私たちも一度見てみたいものです。前例だけでなく類型なども見れるらしいので、いじるだけでも楽しそうですよね。

 

 

おまけ

王将リーグが終了しましたね。渡辺棋王と糸谷八段と広瀬八段が4勝2敗で並びましたが、リーグの規定により、リーグ開始時の順位が上位である渡辺棋王と糸谷八段でプレーオフが行われます。広瀬八段はプレーオフ進出こそなりませんでしたが、リーグに残留が決まりました。広瀬八段は棋王戦も準決勝まで勝ち上がっています。毎年安定した成績を残していますが、今期の充実ぶりは目を見張るものがありますね。

やはり私は何よりも羽生ファンなので、どうか竜王を防衛して100期で年を越してほしいと思ってしまいますが、ここまで活躍している広瀬八段がタイトルなしというのも酷な話です。2015年度当時の佐藤天彦八段もこんな感じでしたね。

 

第31期竜王戦開幕&王位戦と王座戦のまとめ

めちゃくちゃお久しぶりです、うんぼぼです。生きてます。

気づけば2ヵ月も空いてしまいました。ずっと頭の隅にはあったのですが、休みの日にブログを書くだけの気力が出ませんでした。

 

この間に王位戦は終わるし王座戦も佳境だし竜王戦も始まってしまい、記事のネタとしてはいくらでもあったのですが…。棋譜を追うだけで観戦はあまりできていなかったのもあり、中身が濃くならないからどうかなあと思いながらずるずると時間だけ過ぎていってしまいました。

 

王位戦王座戦は各局の結果と全体のまとめだけ書いていきます。

(以下、左が先手)

王位戦

第4局 ○豊島棋聖ー菅井王位●  戦型:四間飛車

第5局 ○菅井王位ー豊島棋聖●  戦型:向かい飛車

第6局 ○豊島棋聖ー菅井王位●  戦型:四間飛車

第7局 ○豊島棋聖ー菅井王位●  戦型:四間飛車

 

王位戦はシリーズを通して先手番が7連勝となりました。第7局は改めて振り駒が行われたため、どちらが先手になるかが注目されましたね。豊島棋聖が4勝3敗で王位を奪取し、王位・棋聖の二冠になりました。豊島二冠は自身で作り出した8人で8つのタイトルを分け合っていた状況に、再び自身の手で終止符を打ちました。ちなみにタイトルホルダーが8人だった期間は72日間でした。

 

王座戦

第1局 ○斎藤(慎)七段ー中村王座●  戦型:角換わり

第2局 ●中村王座ー斎藤(慎)七段○  戦型:角換わり

第3局 ●斎藤(慎)七段ー中村王座○  戦型:相居飛車力戦

 

王座戦は挑戦者が2連勝からタイトル保持者が1勝を返す展開となりました。第4局では、依然としてカド番である中村王座がフルセットに持ち込めるかどうかが注目されます。ファンとしては第5局まで観たいですね。そういえば来期から王座戦チェスクロック式になるらしいですが、番勝負がチェスクロックになるとまたこれまでとは違った駆け引きが生まれそうですね。渡辺棋王自身のブログで言及していましたが、確かに夕食休憩での手番の価値が大きくなりそうです。来期はそういったところも見どころになるかと思います。

 

 

竜王戦

羽生竜王に広瀬八段が挑戦する第31期竜王戦七番勝負が始まりました。

これまでの2人の対戦成績は羽生竜王から見て15勝8敗となっていますが、広瀬八段は8月中旬から10月頭にかけて11連勝をしており、その中には対羽生竜王の2勝も含まれています。

この11連勝により、非公式ながら棋士のレーティングでも豊島二冠を抜いてトップに躍り出ました。今一番勢いがある棋士と言っていいでしょう。

 

第1局は昨年に引き続き、公開対局として行われました。これは恒例になっていくのですかね。私も一度は観に行ってみたいものです。

将棋は羽生竜王の先手で、角換わりに進みました。最近の角換わりで互いに両端を1つずつ突いてある形は珍しいですね。後手が6筋の位を取ったのも珍しいのではないかと思います。2年くらい前だと▲4五歩・△6五歩型から▲4六角・△6四角と互いに角を打つ形が少し流行った記憶があります。

先手が6筋の位に反発し、戦いが始まっていきます。先手はと金や成桂をつくりますが、攻めが一段落し後手が反撃に移ります。しかし、先手は受けながら自玉を堅くしていき、優位に立ちました。ただ、その後113手目の5四馬に代えて5四銀なら明快に先手勝ちだったようですが、これを逃したために形勢が難解になったようです。119手目の5九桂では「何か勝ちがありそう」と広瀬八段が感想戦で語っています。先手は2枚竜で攻められ危ない形になっていきますが、ここでも自陣に惜しまず駒を投入して再び優位を築きます。

141手で広瀬八段が投了し、羽生竜王が防衛&タイトル獲得100期に向けて好発進しました。

第2局は10/23~24に行われます。

 

第59期王位戦第2局・第3局

1週間空いてしまいました、うんぼぼです。

ここ2週間は注目局がたくさんありましたが、七番勝負が進行中の王位戦を取り上げて、王座戦の挑決についても少しだけ触れようかと思います。

 

王位戦第2局

黒星スタートの豊島棋聖が先手の第2局、戦型は居飛車対向かい飛車の対抗形となりました。互いに玉を固めあう、じりじりとした序盤が続きます。最終的には先手が銀冠穴熊、後手が銀冠に組み上げ、1日目の封じ手間近という時間帯でようやく歩がぶつかりました。仕掛けたのは後手でしたが、先手は正確に対応して攻めに転じました。

ここからは穴熊の堅さと遠さが活きる展開で、自玉が安泰な先手の攻めはほとんど緩むことなく続き、穴熊がまるまる残ったまま105手で先手が快勝し、シリーズ成績は1勝1敗の五分となりました。

 

第3局

第3局は菅井王位の先手中飛車に対し、豊島棋聖が角道を開けない左美濃で対抗します。歩と銀が交換になる小競り合いのあと、先手玉は穴熊に潜ってから本格的に攻めていきました。しばらく先手の攻めが続きますが、途中で緩手が出て先手玉にも火がつきます。以降は互いに攻めたり受けたりと白熱の終盤になりました。最後は菅井王位が抜け出して勝利をおさめ、2勝1敗としました。

本局の菅井王位の消費時間は8時間のうち7時間55分と、自身最長の消費時間だったそうです。ちなみにこれまでの最長考慮は本シリーズ第1局での7時間だとか。早見え早指しで知られる菅井王位ですが、タイトル戦を8局指して秒読みになったことがないというのはすごいですね。

 

 

王座戦挑決

中村太地王座への挑戦者をかけた、斎藤慎太郎七段と渡辺明棋王の対局。斎藤七段は昨年の棋聖戦以来、2度目のタイトル挑戦がかかっています。対する渡辺棋王は、当時の糸谷竜王に挑戦した第28期竜王戦以来、3年ぶりのタイトル挑戦となります。この将棋は3五桂に尽きますね。斎藤七段が見事に逆転し、タイトル挑戦を決めました。勝負手からの逆転というのは、やはり観る将的に盛り上がりますね。

ともに女性ファンが多い棋士なので、タイトル戦の現地大盤解説などの男女比率がいつもと変わったりしそうですね。自分も好きな棋士同士なので、できれば1局くらい現地に観に行きたいなと思うのですが…。ちょっと日程的に厳しそうなのが残念です。

 

 

第89期棋聖戦決着

はいどうも、うんぼぼです。

フルセットまでもつれこんだ棋聖戦が終わりましたね。第5局、豊島八段が快勝して初タイトルとなる棋聖を獲得しました。

 

改めて振り駒が行われ、羽生棋聖の先手で始まった本局。2六歩8四歩から角換わりの将棋に進みました。1筋と9筋の端歩を突きあい、第1局・第4局とおなじ形になります。やがて先手が4五歩と突っ掛けてから4七角と据える工夫を見せます。感想戦で羽生棋聖が「ここで仕掛けないと3一玉で打開が難しくなりそう」「打開するなら角打ちかなと」と言っていますので、動くのは仕方なかった面もありそうです。ここから先手の攻めが始まりますが、機を見て歩の手筋を駆使して先手玉を乱し、反撃に出た後手の攻めが上回りました。7九にいた先手玉に8筋の突き捨てから垂らし、叩きと厳しい攻めが刺さり、108手で先手の羽生棋聖が投了し、豊島八段の3勝2敗で第89期棋聖戦は幕を閉じました。

 

これによって豊島新棋聖が誕生し、将棋界8大タイトルを8人で分け合うという状況になりました。序列順に並べてみましょう。

 

羽生善治 竜王

佐藤天彦 名人

高見泰地 叡王

菅井竜也 王位

中村太地 王座

渡辺明     棋王

久保利明 王将

豊島将之 棋聖

 

40代2人、30代3人、20代3人という内訳です。今は有力若手が多くて層が厚いので、いろんな棋士がタイトルを持ち合うということも珍しくなくなるかもしれません。

 

タイトルを全て違う棋士が持ち合うというのは、叡王戦がタイトル戦に昇格する前の7大タイトル時代にも例がありました。当時(1987年10~11月)のタイトル保持者は以下のようになっています。

 

福崎文吾 十段 (現在の竜王戦に相当)

中原誠  名人

谷川浩司 王位

塚田泰明 王座

高橋道雄 棋王

中村修  王将

桐山清澄 棋聖

 

いわゆる「55年組」が半分を占めていますね。さすがにこの年代も層が厚いです。この年はこのあと、高橋棋王が福崎十段を破って二冠となり、7人がタイトルを分け合っていた期間が終わりました。

ちなみに当時の棋聖、桐山清澄九段は豊島棋聖の師匠にあたります。ちょっと面白い偶然ですね。

 

現在は豊島棋聖が菅井王位に挑戦中ですが、ここで菅井王位が防衛に成功すれば、8人がタイトルを持ち合う状態が継続されます。逆に、豊島棋聖が王位を奪取となれば二冠となるので、最短だと51日でタイトル保持者8人時代が終わりますね。

豊島八段は棋聖戦が始まった6月頭には八段でしたが、2ヵ月ちょいでいきなり二冠の可能性を持っているわけですね。

 

今年度が終わるとき、タイトル保持者がどう変わっているのかがより楽しみになりましたね。

第89期棋聖戦第4局

はいどうも、うんぼぼです。

2週連続で更新するのはいつぶりですかね。続けていきたいところです。

 

さて、今週は棋聖戦第4局が行われましたね。

第3局までの星取りは、挑戦者の豊島八段から見て2勝1敗でした。この第4局に勝てば、3勝1敗で棋聖奪取となります。

羽生棋聖の先手で角換わり腰掛け銀に進みました。この戦型は類似局面が多いので、前例がなくなったと棋譜コメで書かれてもピンと来ませんね。端歩の関係や、右金の位置、玉の位置などが微妙に違うのでしょう。本局の端歩はお互い1筋と9筋を突きあっていて、右金はそれぞれ4八と6二に置いています。玉は先手が8八まで入城しているのに対し、後手は4二で留めています。

しかしながら豊島八段の研究の深さには驚きますね。62手目6七歩までの消費時間が、羽生棋聖は1時間2分なのに対し豊島八段はわずか14分に抑えています。次の手の2二歩は「研究ではやりにくいと思っていた」と語っているため、ここで研究を外れたようですが、他の手順ならもう少し先まで研究していたのでしょうね。

形勢は後手が少しいいくらいで進んでいきますが、79手目7五角の王手を受けた5三桂から先手が逆転していたようです。代えて6四桂なら後手よしのようです。6四桂の効果としては、先手の角がいなくなる、もしくは後手玉が角の睨みから外れた際に銀取りになるという点と、本譜でも後に出てくる6四銀の攻め筋がなくなるといったことが挙げられます。感想戦で豊島八段は「6四銀が厳しく、まずくなっている感じがした」と話しています。以降は先手がリードを保って寄せ切り、133手で後手の投了となりました。

 

これでシリーズ成績は2勝2敗となり、決着は17日(火)の第5局に持ち越されました。

羽生棋聖はタイトル獲得通算100期と棋聖11連覇が、豊島八段は初のタイトル獲得がかかっています。

棋聖戦はフルセットの場合は手番は振り駒で決まります。今シリーズはこれまで先手番が勝利してきていますが、第5局はどうなるでしょうか。

棋聖戦に限らず、最近の相居飛車は従来より先手が攻勢を取りやすいために先手勝率が高いように思います。勝敗はともかく、振り駒で先手番をもらえると展開に与える影響は大きそうですね。