うんぼぼの部屋

趣味の語りや独り言をダラダラと。かなり将棋色強めの雑記ブログになるかと思います。というかほぼ将棋ブログです。

名人戦決着&棋聖戦第3局&王位戦第1局

おひさしぶりです。

ここ数ヵ月はブログの更新頻度がめちゃくちゃで申し訳ないですね…。1週間あれば目玉になる対局は1つ2つはあるので、できれば毎週更新を心掛けたいところなのですが。

前回の更新から日が空くうちに、タイトル戦が3つも行われてしまいました。それらについて記事を書いていきたいと思います。

 

名人戦第6局

羽生善治竜王佐藤天彦名人に挑む第76期名人戦は、佐藤天名人から見て3勝2敗で第6局を迎えました。

佐藤天名人が先手で2六歩と突くと、羽生竜王はすぐに6二銀。以下、先手が飛車先の歩を交換したあとに7筋の横歩も取りますが、銀で飛車を追いながら手順に中央へ繰り出していきます。一歩損する代わりに銀の動きで手得をしようという、後手番ながら積極的な作戦です。山崎八段がたまに指している印象がありますね。

羽生竜王も昔、何かの対局で2手目6二銀を指したことがあったはずです。そのときは「どれくらい損になるか試したかった。もうやらないと思う」という旨の発言をしていたかと思いますが、最近のプロ将棋は昔以上に手得を重視する傾向にあるようなので、またやってみたくなったのでしょう。

結果から言えばあまりうまくはいってなかったようですね。解説や感想戦などでもちょっと後手が作戦負けのようなニュアンスだったかと思います。形勢自体は難解だったようですが。終盤に入ってもはっきりと形勢は傾かず、難しい局面が続きます。途中、後手にも何度かチャンスがあったようですが、最後は佐藤天名人が後手玉を詰まし、名人戦3連覇を果たしました。名人の永世称号を得る条件は通算5期なので、ニ十世名人も見えてきましたね。佐藤天名人はまだ若いので、かなり現実的ではないでしょうか。注目です。

 

 

棋聖戦第3局

続いて棋聖戦です。こちらは羽生棋聖に豊島八段が挑戦中です。第2局まで1勝1敗となっています。

こちらでも羽生棋聖は序盤で工夫を凝らしました。2六歩に3二金、さらに2五歩に7二飛!と4手目にして早くも袖飛車に構えます。開始早々、前例のない手将棋になりました。後手は7五歩を早めに決めて、先手だけ角を使えない形に持ち込みます。このまま角の働きを主張するのかなと思ったのですが、後に3三桂と跳ねさせられ、後手は端から角を使う形になります。羽生棋聖も折り込み済みかと思いますが、個人的に1三角や9七角の形って常に端攻めがあり、観てて怖いんですよね。本譜も端を攻められて後手が忙しくなり、先手が優位に立ちます。途中先手に緩手が出て、多少後手が盛り返したところはありましたが、正確に指すと先手が余しているようです。145手で後手の羽生棋聖が投了し、豊島八段が2勝1敗と棋聖奪取まであと1勝に迫りました。

カド番となった羽生棋聖が先手で迎える第4局は10日の火曜日に行われます。

 

 

 

王位戦第1局

平成最後の夏、初めての平成生まれ同士のタイトル戦が実現しました。

菅井竜也王位に豊島八段が挑戦する第58期王位戦が7/4~5にかけて行われました。豊島八段は忙しい日々を送っていますね…。

豊島八段は王将戦で相振り飛車を何度か採用したこともあって、久保王将と同じ振り飛車党の菅井王位にも相振り飛車で挑むのかなと思っていましたが、普通に対抗形でしたね。先手の菅井王位は中飛車にします。居飛車側の中飛車対策としては、最近流行りの角道不突の左美濃もありますが、本譜の豊島八段は左美濃にせず、左銀も四段目に繰り出して捌きを封じる構想をとりました。以降は互いの読みがぶつかる難解な中盤に突入しますが、終盤で菅井王位が抜け出して133手で勝利しました。防衛に向けて幸先のいいスタートを切りましたね。

 

 

その他棋戦について

王座戦は挑決トーナメントが佳境です。今週は挑戦者決定戦に進出する2人がきまりましたね。永瀬七段に勝った渡辺棋王藤井聡太七段に勝った斎藤慎太郎七段が、中村太地王座への挑戦権をかけて27日に対局します。仮に斎藤慎七段が勝った場合、こちらも平成生まれ同士のタイトル戦…って書こうと思ったんですが、今調べてみたところ、中村太王座は1988年(昭和63年)生まれなんですね。惜しい。

斎藤慎七段は現時点で今期の成績が7割5分、渡辺棋王は8割3分とお互い好調を維持しています。熱戦が期待できそうですね。

 

竜王戦も挑決トーナメントが進行中です。藤井聡七段は昨年と同じく2回戦で敗退してしまいましたね。相手は前期の1回戦で勝利し、29連勝を達成した対局となった増田康宏六段です。見事に前期のリベンジを果たしました。現役最年少棋士藤井聡七段ですが、増田康六段も3番目に若い棋士です。(ちなみに2番目は斎藤明日斗四段です。)互いに将来有望な若手同士で、これからもたくさん対局する機会があると思います。将来はこの2人によるタイトル戦があっても不思議ではありません。まずは1勝1敗ですが、今後どうなっていくでしょうか。

 

棋王戦も挑決トーナメントが始まりましたね。棋王戦の挑決は数が多いので、山場はまだまだ先ですが、今期の顔ぶれも錚々たるメンバーとなっています。タイトルホルダーや永世称号資格保持者、B級1組以上がシードされているので当たり前といえば当たり前なのですが。注目はやはり藤井聡七段でしょうか。前述の王座戦竜王戦で敗退し、今年度中にタイトル挑戦の可能性があるのは本棋戦だけです。初戦の相手は以前に対局して完敗している菅井王位。借りを返し、最年少タイトル挑戦記録へ一歩近づくことができるでしょうか。

 

他棋戦はまだ予選の最中ですね。本戦が始まったらぼちぼち記事にしていきたいと思います。