うんぼぼの部屋

趣味の語りや独り言をダラダラと。かなり将棋色強めの雑記ブログになるかと思います。というかほぼ将棋ブログです。

第89期棋聖戦決着

はいどうも、うんぼぼです。

フルセットまでもつれこんだ棋聖戦が終わりましたね。第5局、豊島八段が快勝して初タイトルとなる棋聖を獲得しました。

 

改めて振り駒が行われ、羽生棋聖の先手で始まった本局。2六歩8四歩から角換わりの将棋に進みました。1筋と9筋の端歩を突きあい、第1局・第4局とおなじ形になります。やがて先手が4五歩と突っ掛けてから4七角と据える工夫を見せます。感想戦で羽生棋聖が「ここで仕掛けないと3一玉で打開が難しくなりそう」「打開するなら角打ちかなと」と言っていますので、動くのは仕方なかった面もありそうです。ここから先手の攻めが始まりますが、機を見て歩の手筋を駆使して先手玉を乱し、反撃に出た後手の攻めが上回りました。7九にいた先手玉に8筋の突き捨てから垂らし、叩きと厳しい攻めが刺さり、108手で先手の羽生棋聖が投了し、豊島八段の3勝2敗で第89期棋聖戦は幕を閉じました。

 

これによって豊島新棋聖が誕生し、将棋界8大タイトルを8人で分け合うという状況になりました。序列順に並べてみましょう。

 

羽生善治 竜王

佐藤天彦 名人

高見泰地 叡王

菅井竜也 王位

中村太地 王座

渡辺明     棋王

久保利明 王将

豊島将之 棋聖

 

40代2人、30代3人、20代3人という内訳です。今は有力若手が多くて層が厚いので、いろんな棋士がタイトルを持ち合うということも珍しくなくなるかもしれません。

 

タイトルを全て違う棋士が持ち合うというのは、叡王戦がタイトル戦に昇格する前の7大タイトル時代にも例がありました。当時(1987年10~11月)のタイトル保持者は以下のようになっています。

 

福崎文吾 十段 (現在の竜王戦に相当)

中原誠  名人

谷川浩司 王位

塚田泰明 王座

高橋道雄 棋王

中村修  王将

桐山清澄 棋聖

 

いわゆる「55年組」が半分を占めていますね。さすがにこの年代も層が厚いです。この年はこのあと、高橋棋王が福崎十段を破って二冠となり、7人がタイトルを分け合っていた期間が終わりました。

ちなみに当時の棋聖、桐山清澄九段は豊島棋聖の師匠にあたります。ちょっと面白い偶然ですね。

 

現在は豊島棋聖が菅井王位に挑戦中ですが、ここで菅井王位が防衛に成功すれば、8人がタイトルを持ち合う状態が継続されます。逆に、豊島棋聖が王位を奪取となれば二冠となるので、最短だと51日でタイトル保持者8人時代が終わりますね。

豊島八段は棋聖戦が始まった6月頭には八段でしたが、2ヵ月ちょいでいきなり二冠の可能性を持っているわけですね。

 

今年度が終わるとき、タイトル保持者がどう変わっているのかがより楽しみになりましたね。